◆富士山で滑落か 七合目付近、登山者目撃
12月4日午後0時15分ごろ、富士山吉田口登山道の七合目付近にいた登山者から「男性が滑落するのを目撃した」と110番があった。
富士吉田署によると、県防災ヘリ「あかふじ」と同署の山岳救助隊などが救助に向かったが、発見できなかった。早ければ5日早朝から捜索を再開する。
◆滑落の男性死亡 七合目付近で発見
富士山吉田口登山道で登山者が滑落した事故で、富士吉田署などは5日、七合目付近の沢で登山者を発見した。身元は東京都八王子市兵衛一丁目、会社員峰尾俊彦さん(32)で死亡が確認された。死因は脳挫傷。
同署によると、峰尾さんは友人と2人で3日に一合目から登山を開始。六合目付近でテント泊し、4日に登頂した後、下山中、友人が八合目付近に荷物を忘れたため別行動となり、この間に滑落したとみられる。別の登山者が滑落する峰尾さんを目撃し、110番した。同署によると、峰尾さんは一合目手前の馬返しに設置されたポストに登山届を提出していたという。