冨士エコツアー・サービスのガイドコース (全6コース)

2014年01月01日

■ 一冨士 ニ鷹 三茄子 四扇 五煙草 六座頭。

■あけまして おめでとう ございます。
          今年も 宜しく お願い 申し上げます。

来年の年賀状に使えそうな富士山.JPG


  江戸時代から初夢に見ると縁起が良いと言われる『一冨士 二鷹 三茄子(いちふじにたかさんなすび)』の由来について調べてみるとバラエティーに富んだ諸説がありました。@将軍徳川家康に縁の深い駿河の国の名物を並べたものとする説。富士は日本一の山、富士に棲む名鳥の鷹、他国より温暖で早く産出する茄子。A冨士は「不死」に通じるので不老長寿を意味し、鷹は「高・貴」と通じるので出世を意味し、茄子は実を沢山付けるので子孫繁栄を意味するというもの。B富士は日本一の富士山、鷹は賢くて強い鳥、茄子は「成す」。C冨士は「無事」、鷹は「高い」、茄子は「成す」に掛詞とした。D富士講に由来するという説。江戸時代に最も古い富士講組織の一つがあった駒込冨士神社に鷹匠屋敷があったこと、駒込茄子が名産品であったことに由来するという。江戸の川柳『駒込は一冨士二鷹三茄子』。E日本三大仇討由来説。冨士は曽我兄弟の仇討(富士山の裾野)、鷹は忠臣蔵(主君浅野家の紋所が鷹の羽)、茄子は荒木又右衛門の鍵屋の辻の仇討(伊賀の名産品が茄子)。『一に富士 二に鷹の羽のぶっ違い 三に名を成す伊賀の仇討ち』などなど、たくさんの説がありました

3一冨士二鷹三茄子.jpg


  更に『四扇 五煙草 六座頭(しせんごたばころくざとう)』という続きもありました。一二三と四五六は、それぞれ対応して、冨士と扇は末広がりで子孫や商売繁盛を、鷹と煙草の煙は上昇するので運気の上昇を、茄子と座頭は、毛がないので「怪我ない」と洒落て家内安全を願うなど、楽しくもっともらしい説のオンパレードでした。
posted by スタッフ at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士山面白話
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