冨士エコツアー・サービスのガイドコース (全6コース)

2013年01月04日

霜華(しもばな・そうか)・結霜ガラスとは?

■霜華(しもばな)・氷華・窓霜と結霜ガラス

結霜ガラス3.JPG

結霜ガラス4.JPG


  寒い冬の朝、窓のカーテンを開けると 写真(上2枚)のような美しい霜の華が咲いていました。「霜華」(氷華または窓霜)とも呼ばれています。氷点下の水蒸気が窓ガラスの表面に疑結してできる氷の結晶模様です。気温やガラスの状態、湿度などの条件によって、花状、羊歯状、小枝状など、千変万化するという。朝日があたるまでのわずかな時間だけ 見られる自然の芸術作品なのです。  
 
 もうひとつ、下の2枚の写真は、大正から昭和初期の建物に多く使われた「結霜ガラス」(けっそうがらす)と呼ばれる貴重なアンティークガラスです。摺りガラスを作る行程で、ニカワ(牛の髄液)を塗り、それが乾くときに表面がはじけて霜の結晶のような模様になるらしい。和洋折衷の和モダンの民家や水屋箪笥などに盛ん使用された。現在では需要がないためどこも作っていない。長崎のグラバー邸で見ることができるらしい。

結霜ガラス1.jpg

結霜ガラス2.jpg
posted by スタッフ at 15:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然
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