嵐が吹き荒れた翌日、森の中で写真のような大変珍しいモノを見付けました。正体はモミボックリの芯です。何故モミボックリの芯が珍しいかというと、モミは樹齢50年以上の20メートルくらいの高い樹にしか実を着けません。だから地上で目にする事はめったにないのです。また、松ボックリなどと違って、実ごと落ちることもありません。鱗片と呼ばれる一枚一枚が樹の上でバラバラになって落ちてきます。そして写真のように芯だけが残るという訳です。モミの木は、クリスマスツリーとしてお馴染みですが、他にも神社の絵馬、婚約の結納台、お墓の卒塔場や棺桶などにも利用されています。昔、東京の新宿辺りには、このモミの巨木が鬱蒼と生い茂り、あの辺りに『代々生えていた木』ということで、『代々木』という地名が残っています。『代々木の木』とはモミの木のことだったのです。
冨士エコツアー・サービスのガイドコース (全6コース)
2012年11月19日
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