昨年夏は新型コロナウィルスの影響で富士山の登下山道がすべて閉鎖となり、山頂まで登ることが出来なかったことを踏まえ、富士登山の意味を見つめ直す機会にしようと、登山家や山小屋関係者、研究者など専門家の意見を参考に、富士登山のあり方に関する七つの提言をまとめた。
【富士登山のあり方に関する提言】
@ 富士山は、もう一泊して、2泊3日でゆっくりと登ろう!
A 宿泊した山小屋の前で御来光を拝んでみよう!
B 無理に登頂せず、自分の行けるところまで登ろう!
C 昼間に歩く楽しさを見直そう!
D 「冨士講」の歴史に思いをはせて登ろう!
E 富士山でしか見られない自然を楽しもう!
F ガイドツアーで満足度をさらに高めよう!
これら提言の内容は、すべて当社が15年前から実施している富士登山の内容に一致し、「山頂ご来光をあきらめましょう」という登山スタイルが、15年目にして富士登山の研究者を始め、多くの関係者に認められたと思っています。