冨士エコツアー・サービスのガイドコース (全6コース)

2019年09月10日

◆山梨日日新聞 2019.08.27

◆富士山で落石 外国人死亡
   吉田口登山道 山頂近く、胸直撃

 8月26日午前5時10分ごろ、富士山の吉田口登山道の頂上付近で落石が女性にぶつかったと、安全誘導員が五合目の総合管理センターに通報した。女性は五合目に搬送されたが、胸などを打ち死亡が確認された。富士吉田署によると、死亡した女性は夫とともに登山していたロシア国籍で東京都品川区、主婦アンナ・ドゥブロヴィナさん(29)と判明した。事故の影響で山頂付近は一時通行止めになった。山頂付近では昨年10月の台風の影響とみられる石積みの崩落が発生し、山梨県が復旧工事を実施。山梨県は事故後に現地を確認した結果、工事個所に異常が確認されなかったという。同署は落石は別の場所からとみて調べている。

 同署によると、ドゥブロヴィナさんは25日午後9時ごろから、夫とともに山頂を目指して登山していた。当時、現場付近にいた登山者によると、落石があった時間帯は、ご来光を見る登山客で山頂付近は混雑していたという。
 ドゥブロヴィナさんは山頂から約200メートル下にいたとみられ、落下した石が胸などを直撃して倒れた。運搬車で五合目に運ばれたが、八合目救護所に勤務している医師が死亡を確認した。死因は外傷性心肺損傷。
 落石事故を受け、山梨県は同日午前8時半から、八合五勺から山頂にかけての登山道を通行止めにした。石積みの崩落後、復旧工事を実施した箇所などを目視で調査した結果、崩落や斜面を覆っていたネットに破れはなかったという。このため山梨県は同日午後6時に通行止めを解除した。山梨県道路管理課の担当者は「ネットに緩みなどはなく、仮復旧させた箇所に問題はなかった。」と話した。
 県警地域課によると、2014年以降の7〜9月に、富士山の山梨県側で落石事故が4件発生し、登山者4人が重軽傷を負っている。
 登山者が死亡する落石は、山梨県側で1988年7月、六合目の下山道で女性=当時(28)=の頭に30センチ四方の落石が直撃する事故があった。80年8月には富士山7合目、八合目付近で大規模な落石事故が起き、子供を含む男女12人が死亡した。
 静岡県側では、2009年7月に富士宮市の富士山新五合目駐車場で、キャンピングカーの中にいた男性が直径約1・2メートルの落石を受けて死亡するなどの事故が起きている。

◆弾む石 渋滞の列に 目撃者「声出す間もなく」

 富士山の斜面を弾むように落ちた石は、渋滞で足止めされた登山者を直撃した。「一瞬の出来事。気が付いたら女性が倒れていた。」。落石当時、山頂付近にいた登山者は声を震わせた。
 落石事故当時、山頂付近にいた登山者の話を総合すると、吉田口登山道は午前5時1分の日出の時刻前に山頂を目指す登山者で渋滞ができ、八合目付近から数珠つなぎのような状態だった。山頂にたどり着けず、登山道から御来光を見ようとする人もいた。霧で視界が悪く、強い風も吹いていたという。
 「ドンと何かが爆発したような大きな音がした。驚いて振り返ったら女性が倒れていた」。石がぶつかったアンナ・ドゥブロヴィナさんのすぐ前方を歩いていた石川県の20代男性は当時の様子をそう振り返る。
 この男性と一緒に登山していた姉は石が斜面を転がる様子を目撃。「ぱらぱらと音がして顔を上げたら、石が落ちてきた」。上半身に直撃を受けたドゥブロヴィナさんは弾かれるように倒れ込んだ。当時を「声を出す時間もなかった」と語った。
 ドゥブロヴィナさんはその後、周囲の登山者が上着やバックなどで作った即席の担架で山頂まで運ばれた。搬送を手伝った男性は「みんなが声を掛けていたが、意識がもうろうとしていてぐったりとしていた」と話す。
 落石の後、登山道は手当をする人の動きや声で騒然とした。当時、山頂にいたという30代の女性看護師は「下から『看護師さんはいませんか』と尋ねる声が聞こえ、急いで下りた。手当をしたかったが、器具もなく、見守ることしかできなかった」と唇をかんだ。

「誤って石を落としたかも」 登山者が県警に申告 2019.08.28

 富士山頂付近の吉田口登山道で発生した落石による死亡事故で、登山者の一人が「自分が誤って落としたかもしれない」と県警などに話していたことが27日、関係者の取材で分かった。県警はこの登山者から事情を聴いた。
 捜査関係者によると、死亡した女性に直撃した石は見つかっておらず、この登山者の説明内容と死亡事故を結びつける証拠はないという。県警は落石が自然に起きたのか、人為的に起こされものなのかなど事故原因を調べている。
 この登山者は事故当時、死亡した女性よりも上方にいたという。県警は登山者から事情を聴くとともに、現場周辺にいた人に状況を確認している。
 県警幹部は「現時点で証拠がない。仮にこの登山者が起こした落石による事故だったとしても、故意性は認められず、過失を問うのも難しいのではないか」との見方を示した。






posted by スタッフ at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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