◆富士山八合目 スノボ姿で遭難
群馬の男性 死亡確認
富士吉田署は5月11日、富士山吉田口登山道八合目付近で遭難した男性を収容し、死亡を確認したと発表した。男性は群馬県みなかみ町政所、会社員真庭誠さん(49)で、スノーボードを取り付けた状態で倒れており、同署が死因などを調べている。
同署によると、11日午前4時半から同署員ら約10人体制で救助に向かい、山梨県警ヘリ「はやて」が同日午前6時55分ごろ、真庭さん遺体を収容した。
真庭さんが倒れていた場所は雪が積もり、一時はアイスバーン状態で、収容時には体が凍っていたという。吉田口の五合目駐車場に真庭さんの車があったことから、吉田口から入山したとみられる。同署に登山計画書は提出されてなかったという。
真庭さんは8日から一泊二日の日程で、1人で富士山に登り、頂上火口付近からスノーボードをする予定だった。10日朝になっても帰宅せず、真庭さんが所属する群馬県沼田山岳会が同署に通報した。静岡県警と山梨県警が合同で捜索し、10日に真庭さんを発見した。
年明け以降、山梨県側の富士山で発生した事故は今回で2例目。