富士山登頂を思い立ったのは
NY出張がきっかけ。
日本を知りたい!と強く思ったんです
カバーモデルとしてやっていけるのかプレッシャーでいっぱいだった今年の春、不安を口にできず、とにかく堂々としていなければとガチガチになっていました。そんなとき仕事で初めて訪れたNY。街の圧倒的なエネルギーが、ほんの少し自信をくれたような気がしたんです。そして帰国して感じた、私は日本のことをよく知らないということ。海外の人に日本を伝えるなら、日本一の山に登っておかないと語れないでしょ!原点回帰したい気持ちがむくむくと湧き上がってきたんです。もっと日本を知りたい!と富士登山を決めたけれど、せっかちな私は地味に何かをやり遂げることが苦手。そんな自分と向き合って勢いで挑戦できるのも、40代の今だから楽しんでできるのかも!と富士山頂を目指しました。
想像も予想も超える成長を
もたらしてくれるのが旅。
だから旅はやめられない
日本を知りたいという気持ちから始まった富士登山「山と向き合うと事前の準備が万全でも想定外のことが起きて、辛い状況になればなるほどその人の本性が現れる」。そうガイドさんに言われたとき、そんな素の自分と向き合う時間が富士登山なんだと思いました。
登山という旅がひとつ終って思うことは「旅は成長!」。それは想定外の出来事を乗り越える達成感や、自分の中に新しい可能性を見出す喜びからくるものだと思います。シンデレラストーリーと言われる自分のモデル人生は、登り方も下り方もわからない恐怖と背中合わせ。だから無駄に力が入っていました。だけど一歩一歩進んで行けば必ず頂上に着くように、人生もコツコツ何かを続ければどこかで評価に繋がるだろうし苦しみがあるから達成感がある。子供たちにはそう伝えてききたつもりだったが、自分自身がまだまだ成長途中。変化を楽しめる自分がいる限り、私の旅は未完。まだまだ続いていくのだとお思います。