冨士エコツアー・サービスのガイドコース (全6コース)

2016年01月01日

◆富士山の「御縁年」とは?

◆2016年 あけましておめでとうございます


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富士山では昔から60年に一度訪れる「庚申」の年を「御縁年」と呼び、12年に一度訪れる「申年」を「小縁年」と呼んでいました。今年2016年の干支はその申年で、昔から申年に富士山に登ると何倍かのご利益があると言われてきました。それは、富士山が孝霊五年(紀元前286)の庚申の年に、近江の国が陥没し、駿河の国が隆起して富士山が出現したという伝承から来た話のようです。


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葛飾北斎の「富岳百景」の中にも「孝霊五年不二峯山出現」という絵があり、「孝霊五年 あれを見い あれを見い」という古川柳もあったりして、江戸時代の庶民の間では有名な話だったようです。当時の学者の中にもこの話を信じていたものがいたそうです。

「御縁年」のこの年には、通常禁止されている女人の登山が途中まで許されたり、潔斎の省略や一度で三十三回分のご利益があるなど、富士山の六つの信仰登山道口集落には、平年に比べて桁違いの信者が集まったという。須走では「申年を打ったので」と云って、申年の翌年には、村中、家を新築したり、普請をしたと言われています。そんないわれのある縁起の良い今年、皆さまも富士登山に挑戦してみてはいかがですか。


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posted by スタッフ at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士山面白話
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