◆2015年の新しい松竹映画のタイトルロゴの富士山は本物か?
今年2015年に松竹映画は創立120周年を迎えた。そこで松竹の映画作品の上映前に流れるお馴染みの富士山をバックにしたオープニングロゴを一新した。富士山の「松竹マーク」は大船撮影所が完成した1936年から形や文字などを変えながら、80年近くにわたって使用されてきたが、これまでは本物の富士山ではなく、撮影所内で作られたセットを撮影したものだった。風呂屋のペンキ絵のようでどこか正体不明の富士山に抵抗があったが、今年からは、雲海や冠雪などを一部CGで加工しているが、もとは実際の映像を使用した実写版のリアルな富士山となっている。今までの富士山は、朝霧高原あたりからの富士山の形に似ていたが、新しい富士山の姿では、左の稜線は端に「吉田大沢」と「白草流し」が見られるので、多分、鳴沢村のどこかのゴルフ場からの撮影したものと思われる。角度的には、国道139号線の鳴沢村の東端「太田和」の信号あたりの角度から見る富士山の形をしていると思う。この新ロゴは、今年1月10日公開の「THE NEXT GENRATION パトレイバー第7章」(押井守総監督)から使用されている。