冨士エコツアー・サービスのガイドコース (全6コース)

2022年09月30日

岸本様富士登山日記

2022年9月
富士山登山
この8月24〜25日の、富士宮ルートツアーに参加、五合目から出発。
今年の富士山は、お盆の頃から雨続きで荒れ気味でしたが、さて?
いきなり、なかなかの坂道。初め小雨模様〜、途中、ときに痛いほどの大粒の雨でした。山頂に向かって、ずうっと霧がかかり、振り返っても一面の霧。気晴らしになるという下界景色を全く眺められず、上も下も、ただただ霧。霧中登山・・・。新7合目辺りでは、まだ元気な私でした・・・。写真には写っていませんが、左右2本の登山ポール、大活躍でした。凸凹不安定な富士山登山道では、バランス取りに必需品です。
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↑8合目山小屋直下のツアーの御仲間。皆さん、そこそこ疲れていました。
凸凹の歩き難い道、転ぶと怪我しそう・・・。足首・頭、要注意。
5合目から8合目の泊まりの山小屋まで、冷たい雨霧登山、かなり消耗。山小屋は、今は、昔ほどの詰め込みではありません。広くはないですが。昔は、テレビ等で混雑を見ると、まったく行く気になれない私でした。← 素人(^^;。
17時のカレー夕食時:ガイドさん「これから荒天になります。起床時にまだ荒れていたら、安全のため、登頂を断念して下山します。ご了解ください。」
とのことでした。そういうことも、けっこうあると事前に聞いていましたが。夜20時30分消灯。寝られるのか?でしたが、疲れていて寝てしまいました。
ちなみに、7月の愛宕山(めちゃくちゃ暑かったです。真夏の低山は( ;∀;)。)でお知り合いになった方から、「今月、ツアーで富士山に挑みました。八合目山小屋で寝るとき、かなり寒かったです。ダウンウェアを着て寝ました。」と伺っていました。寒がりの私、インナーシェラフと暖かいフリース持参で、よく寝られました。この方は、夜中起きたら嵐。登頂断念でした、と伺いました。
そして、夜中の超ダイナミックな雷雨はとても刺激的でした。雷の地響きがゴーゴードンドン伝わってきました。御蔭で寝不足(‘Д’)。ところが、幸い、出発時には星空が広がりました。圧倒的に素晴らしい星空でした。
午前4時半、山小屋を出発し頂上を目指しました。1時半出発のツアーもあります。早出のそちらのツアーは、山上で御来光を待ちます。しっかり眠りたい私は、遅出ツアーを選択したのでした。
私のツアーは、参加者26名中6名が、この時迄にリタイア。初日4名、2日目早朝に2名。夫々ご自分たちのペースで、下山でした。輸送用ブルドーザーに乗れた人もいたようです。火山性の岩道、どこを踏んで進もうかなと神経を使いましたが、脚はともかく、空気が薄くなっていくので(*´Д`)ハァハァでした。
富士山頂では、平地の2/3の空気の薄さだとか。しんどい筈です。
私は、頭痛とか体の痺れとかの症状は出なかったので、ラッキィでした。これまでは、昔々バックパッキング・ふらふら〜気の向くままの旅時代、メキシコシティ(2300m 位)に行ったのが過去自分最高地でした。
昨年末に歩き始めてから、「最近、山歩き始めました。」と言いますと、殆どの場合、「富士山は?」と言われたり。〜禿山だし、道も山小屋も混んでいて嫌だなぁ。信州の山の方が魅力的!なような、でした、これまでは!。それが、「今年は、以前ほど混んでいない、山小屋も宿泊者を1/2以下に抑えている。」
と、テレビで見ました。そうなんだ、行くなら今! 人生に一度くらいは、富士山、行っておいてもいいな、行きたいなと思いました。そして、夜中にネットで、ついついポチッと富士山ツアーの申し込みをしてしまったのでした。冷静に考えますと、本当に上がれるのか?でしたが(^^;。〜いずれにしても、夜中のポチッは・・・(‘◇’)ゞ、ハハハです。
京都市内の1000m 弱、上下5時間程の愛宕山(あたごやま)に、月一は上がっていたのを更に増やし、太腿リフトアップを毎日続けたり、準備開始。
申し込んだツアー、当日行ってみますと、日本中から参加者が集まっていました。北は北海道、南は福岡。観た感じ、それなりに経験なさっている大人な方達ぱかり20人余り。みなさん話し易い方々でした。
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9合目 万年雪山荘前で山頂への途中で御来光予定でしたが、日の出に雲がかかり、その瞬間は観えませんでした。でも、雲と光が織りなすドラマティックな光景は、ほんとうに素晴らしかったです。山頂の温度は6 度くらいあって暖かでした。
[100m 上がる毎に、0.6度温度低下。また、風速1m の風に吹かれるごとに1度↓に感じると言われています。風が強ければ、山頂はあっという間に、零下の世界です。寒すぎずに幸いでした。]
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ちなみに、登った人の1/4 位が、御来光を見られるそうです。
山頂に上がったときは、やはり感動でした。やったね! しんどかった分、なおさら。嬉しかったです。ただ、かなり強風で危ないからと、山上一周の「お鉢巡り」は中止となりました。
尾籠な話で恐縮ですが、山小屋も山頂の施設も、トイレ関係はしっかりと設えてあって、嫌なものではありませんでした、〇。良かったです。
何本かある登山ルートのうちの富士宮ルート、上がったところに、[富士山山頂浅間(せんげん)大社奥宮]がありました。朱印帳・御朱印・末廣などをゲット出来て(*´▽`*)でした。

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閉山が近づいて来る八月末、初日の天気が荒れ模様だった事もあり、人は大変少なかったです。登山路も人が繋がるようなことはまったく無く、山頂にも人は少数でした。ガイドさん曰く「殆どツアーの人たちだけですね、今日は。」下山は、富士宮ルートではなく、途中まで御殿場ルート。途中で砂走りを経験し、宝永山を経由でした。バテバテでしたが、なんとか(‘◇’)ゞ。
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富士山下山時に通った宝永山。まだ登るんだ(^^;でしたが、美しかったです。
左端の黄色いコートの疲れたおじさんが、私です(‘◇’)ゞ。
下山後、ツアーバスで温泉に運んで貰って、やっと生き返りました(^^♪。
天候も体力も、なんとか〇で、歩き続けられて登頂出来、自力で降りて来られて、ラッキィでした。それなりにトレーニングしましたので、もう少し楽かなと楽観していたのですが、空気の薄さは、年配者には応えました。ここは深呼吸と、昔、スキューバダイビング初心者の頃に苦しんだことを思い出して、深呼吸〜歩きながらですから、特に、息を吐くときにしっかりと。しっかり吐くと、しっかり吸えます。かなり有効でした。
そんな次第でしたが、ガイドさんもとても楽しく頼りになり〜色々とお話し出来ました。〜、いいツアーでしたし、自分なりに素晴らしい経験になりました。ほんと行って良かった!です。そして、身体、もっと鍛えたいと!
まこと、富士山は偉大でした。さらに、お山が好きになりました。
さあ、次はどこに行きましょう(*´▽`*)。
{今回のツアー仲間の方から、また来年?の御声もあったりしています。}
ではでは、(@^^)/~~~。

JIN.KISHIMOTO **WIND,SAND & STARS
jinkishi@yahoo.co.jp
posted by スタッフ at 00:00| 日記