◆スノボ目的で登山中 42歳男性重傷
11月11日午前11時20分ごろ、スノーボードをするため富士山に登っていた京都府宇治市槇島町南落合、溶接業小幡貞輝さん(42)が八合目付近で滑落したと、一緒にいた友人の男性が110番した。小幡さんは左胸と左ひじの骨を折るなどの重傷。
富士吉田署によると、小幡さんは友人と2人で登山中、標高約3300メートル付近で足を滑らせ、約300メートル下に滑落した。滑り落ちた場所はアイスバーン状態で、アイゼンなどを付けて登っていたという。同署員と県警山岳警備安全対策隊が救助した。
山梨、静岡両県などが策定した冨士登山に関するガイドラインは、万全な準備を持たない冬季の登山やスキー・スノーボードなどによる滑走を禁止している。