冨士エコツアー・サービスのガイドコース (全6コース)

2016年04月25日

◆当社のエコツアーが共同通信社の取材を受けました。

※先日取材のあった共同新聞の記事配信で、4月6日・12日に「信濃毎日新聞夕刊」「毎日新聞群馬県版」「毎日新聞千葉県版」にそれぞれ下記の記事が掲載されました。

しぜん最前線緑と水と人 山梨 富士山麓、樹海ツアー 光豊かな生命の森


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 富士山麓(さんろく)に広がる緑の雲海−−。実際に歩いてみて、そんな好印象を持つようになった。山梨県の青木ケ原樹海を散策するガイドツアーが人気を集め、「自殺の名所」という負のイメージ払拭(ふっしょく)に一役買っている。まだ雪が残る3月中旬、同県鳴沢村の道の駅から樹海に踏み入った。「ここはオール3の森。ほどほどの高さでいることで生き残れる」。地元ガイド福田健史さん(72)が木の高さを成績に例えて説明してくれた。地表からわずか10センチ下には864年の富士山噴火で流れた溶岩が広がり、根がタコの足のようにはっている。高過ぎる木は自らの重さを支えきれずに倒れ、低過ぎると日が当たらず枯れるため、均一になる。 栄養分が乏しい樹海ではツガやヒノキなどの常緑樹が葉を広げ、太陽の光を奪い合う。こぼれた日がちらちら光る遊歩道を進みながら、福田さんは葉や種を拾っては植生や動物の暮らしを紹介していった。「目の前にある自然が最高のネタ」と地図や資料は持たない。 今度は磁力のある岩にコンパスを近づけた。針がくるくる回転し、女子大学生4人のグループから「すごーい」と歓声が上がる。樹海でコンパスが利かないのは本当だったのか……。「胸の高さで持てば正しい方向を指すので心配いらないよ」と福田さんが笑った。樹海に自殺のイメージが定着したのは松本清張の小説がきっかけとされ、100体近く遺体が見つかった年も。パトロールや声掛け運動が奏功し、4分の1ほどに減ったという。福田さんは「遊歩道を行き交うツアー客が抑止力になっているのでは」とも指摘する。 45分ほど歩き、最大の見どころ、溶岩洞窟の「富士風穴」に入った。溶岩流の縁がまず冷えて固まり、内側部分が流れ去ってできた空洞。高さは最大10メートル、長さは200メートルを超え、富士山麓に150以上ある溶岩洞窟の中で屈指の大きさだ。 気温は年間を通して0度前後。無数のつららがヘッドライトで照らされている。凍った岩壁や氷床に苦戦しながら進んだ先の空間には、大小さまざまな氷がタケノコのように突き出し輝いていた。「雪どけ水と雨でできるから形は少しずつ変わる」という。「今日限りの芸術」とばかりに、何枚もカメラに収めた。 2時間近くにわたる洞窟探検から地上に戻り、約2・5キロの散策は終了。時折鳥の声が響く森はのどかで、暗い印象は全くない。怖いもの見たさで参加した愛知県小牧市の大学4年、仙田晃子さん(22)らも「森が育つ歴史を感じて神秘的だった」と口をそろえた。  「死」のイメージとは対照的に、樹海は厳しい環境下で生命力豊かに成長し続けている。  


■ことば /青木ケ原樹海 / 富士山麓の北西、山梨県富士河口湖町と鳴沢村にまたがる約3000ヘクタールの原生林で、国の天然記念物。平安時代に富士山が噴火して流れ出た溶岩の上に、常緑針葉樹を中心として広葉樹やコケ植物など多様な植生が育った。遊歩道以外への立ち入りや動植物の採取は厳禁。溶岩洞窟の「富士風穴」に入るには県と富士河口湖町の許可を得る必要がある。

posted by スタッフ at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 青木ヶ原樹海