2025年03月27日
中高年コース 個人山行 富士山 7月28日(日)〜29日(月)
2022年09月30日
岸本様富士登山日記
富士山登山
この8月24〜25日の、富士宮ルートツアーに参加、五合目から出発。
今年の富士山は、お盆の頃から雨続きで荒れ気味でしたが、さて?
いきなり、なかなかの坂道。初め小雨模様〜、途中、ときに痛いほどの大粒の雨でした。山頂に向かって、ずうっと霧がかかり、振り返っても一面の霧。気晴らしになるという下界景色を全く眺められず、上も下も、ただただ霧。霧中登山・・・。新7合目辺りでは、まだ元気な私でした・・・。写真には写っていませんが、左右2本の登山ポール、大活躍でした。凸凹不安定な富士山登山道では、バランス取りに必需品です。
凸凹の歩き難い道、転ぶと怪我しそう・・・。足首・頭、要注意。
5合目から8合目の泊まりの山小屋まで、冷たい雨霧登山、かなり消耗。山小屋は、今は、昔ほどの詰め込みではありません。広くはないですが。昔は、テレビ等で混雑を見ると、まったく行く気になれない私でした。← 素人(^^;。
17時のカレー夕食時:ガイドさん「これから荒天になります。起床時にまだ荒れていたら、安全のため、登頂を断念して下山します。ご了解ください。」
とのことでした。そういうことも、けっこうあると事前に聞いていましたが。夜20時30分消灯。寝られるのか?でしたが、疲れていて寝てしまいました。
ちなみに、7月の愛宕山(めちゃくちゃ暑かったです。真夏の低山は( ;∀;)。)でお知り合いになった方から、「今月、ツアーで富士山に挑みました。八合目山小屋で寝るとき、かなり寒かったです。ダウンウェアを着て寝ました。」と伺っていました。寒がりの私、インナーシェラフと暖かいフリース持参で、よく寝られました。この方は、夜中起きたら嵐。登頂断念でした、と伺いました。
そして、夜中の超ダイナミックな雷雨はとても刺激的でした。雷の地響きがゴーゴードンドン伝わってきました。御蔭で寝不足(‘Д’)。ところが、幸い、出発時には星空が広がりました。圧倒的に素晴らしい星空でした。
午前4時半、山小屋を出発し頂上を目指しました。1時半出発のツアーもあります。早出のそちらのツアーは、山上で御来光を待ちます。しっかり眠りたい私は、遅出ツアーを選択したのでした。
私のツアーは、参加者26名中6名が、この時迄にリタイア。初日4名、2日目早朝に2名。夫々ご自分たちのペースで、下山でした。輸送用ブルドーザーに乗れた人もいたようです。火山性の岩道、どこを踏んで進もうかなと神経を使いましたが、脚はともかく、空気が薄くなっていくので(*´Д`)ハァハァでした。
富士山頂では、平地の2/3の空気の薄さだとか。しんどい筈です。
私は、頭痛とか体の痺れとかの症状は出なかったので、ラッキィでした。これまでは、昔々バックパッキング・ふらふら〜気の向くままの旅時代、メキシコシティ(2300m 位)に行ったのが過去自分最高地でした。
昨年末に歩き始めてから、「最近、山歩き始めました。」と言いますと、殆どの場合、「富士山は?」と言われたり。〜禿山だし、道も山小屋も混んでいて嫌だなぁ。信州の山の方が魅力的!なような、でした、これまでは!。それが、「今年は、以前ほど混んでいない、山小屋も宿泊者を1/2以下に抑えている。」
と、テレビで見ました。そうなんだ、行くなら今! 人生に一度くらいは、富士山、行っておいてもいいな、行きたいなと思いました。そして、夜中にネットで、ついついポチッと富士山ツアーの申し込みをしてしまったのでした。冷静に考えますと、本当に上がれるのか?でしたが(^^;。〜いずれにしても、夜中のポチッは・・・(‘◇’)ゞ、ハハハです。
京都市内の1000m 弱、上下5時間程の愛宕山(あたごやま)に、月一は上がっていたのを更に増やし、太腿リフトアップを毎日続けたり、準備開始。
申し込んだツアー、当日行ってみますと、日本中から参加者が集まっていました。北は北海道、南は福岡。観た感じ、それなりに経験なさっている大人な方達ぱかり20人余り。みなさん話し易い方々でした。
9合目 万年雪山荘前で山頂への途中で御来光予定でしたが、日の出に雲がかかり、その瞬間は観えませんでした。でも、雲と光が織りなすドラマティックな光景は、ほんとうに素晴らしかったです。山頂の温度は6 度くらいあって暖かでした。
[100m 上がる毎に、0.6度温度低下。また、風速1m の風に吹かれるごとに1度↓に感じると言われています。風が強ければ、山頂はあっという間に、零下の世界です。寒すぎずに幸いでした。]
ちなみに、登った人の1/4 位が、御来光を見られるそうです。
山頂に上がったときは、やはり感動でした。やったね! しんどかった分、なおさら。嬉しかったです。ただ、かなり強風で危ないからと、山上一周の「お鉢巡り」は中止となりました。
尾籠な話で恐縮ですが、山小屋も山頂の施設も、トイレ関係はしっかりと設えてあって、嫌なものではありませんでした、〇。良かったです。
何本かある登山ルートのうちの富士宮ルート、上がったところに、[富士山山頂浅間(せんげん)大社奥宮]がありました。朱印帳・御朱印・末廣などをゲット出来て(*´▽`*)でした。
富士山下山時に通った宝永山。まだ登るんだ(^^;でしたが、美しかったです。
左端の黄色いコートの疲れたおじさんが、私です(‘◇’)ゞ。
下山後、ツアーバスで温泉に運んで貰って、やっと生き返りました(^^♪。
天候も体力も、なんとか〇で、歩き続けられて登頂出来、自力で降りて来られて、ラッキィでした。それなりにトレーニングしましたので、もう少し楽かなと楽観していたのですが、空気の薄さは、年配者には応えました。ここは深呼吸と、昔、スキューバダイビング初心者の頃に苦しんだことを思い出して、深呼吸〜歩きながらですから、特に、息を吐くときにしっかりと。しっかり吐くと、しっかり吸えます。かなり有効でした。
そんな次第でしたが、ガイドさんもとても楽しく頼りになり〜色々とお話し出来ました。〜、いいツアーでしたし、自分なりに素晴らしい経験になりました。ほんと行って良かった!です。そして、身体、もっと鍛えたいと!
まこと、富士山は偉大でした。さらに、お山が好きになりました。
さあ、次はどこに行きましょう(*´▽`*)。
{今回のツアー仲間の方から、また来年?の御声もあったりしています。}
ではでは、(@^^)/~~~。
JIN.KISHIMOTO **WIND,SAND & STARS
jinkishi@yahoo.co.jp
2021年10月04日
★この滝がどこだか判りますか?
◆図書館で『レンズが撮らえた幕末明治の富士山』という本の中に上記の滝の写真が掲載されていました。撮影者不詳、撮影年代不詳、「瀧」のタイトルのみで、撮影地も不明と紹介されていました。現在、国際文化研究センターというところが所蔵している写真らしいのですが、富士山の形から推測して、これがどこの滝か分かる人いますか?
この滝の名前が分かる人は、富士山マニアの最上級者でしょう。
私も長い間、友人やプロのカメラマンに聞いても判る人はいなかった。富士山の形からすれば、白糸の滝方面から見る富士の角度だと思うのだが、白糸の滝・音止めの滝・陣馬の滝のどの滝とも該当しない。私の知らないこんな滝が富士山西麓のどこかにあるのかと探していた。
ところがある日、メルカリに上の絵葉書が出品されているのを発見。不思議な滝とよく似ていたので、すぐに落札した。届いて裏面を見てみると「音止めの滝」とあった。音止めの滝から富士山を見たことは一度もない。すぐに車を飛ばして音止めの滝に向かった。当日は曇天で富士山は見えなかったが、確かに音止めの滝だった。下の写真。
戦後の植林が成長して、富士山を隠しているが、構図からして音止めの滝に間違いない。この角度からなら音止めの滝の上に富士山が見えても納得。
続きを読む2021年03月08日
◆富士登山への提言
昨年夏は新型コロナウィルスの影響で富士山の登下山道がすべて閉鎖となり、山頂まで登ることが出来なかったことを踏まえ、富士登山の意味を見つめ直す機会にしようと、登山家や山小屋関係者、研究者など専門家の意見を参考に、富士登山のあり方に関する七つの提言をまとめた。
【富士登山のあり方に関する提言】
@ 富士山は、もう一泊して、2泊3日でゆっくりと登ろう!
A 宿泊した山小屋の前で御来光を拝んでみよう!
B 無理に登頂せず、自分の行けるところまで登ろう!
C 昼間に歩く楽しさを見直そう!
D 「冨士講」の歴史に思いをはせて登ろう!
E 富士山でしか見られない自然を楽しもう!
F ガイドツアーで満足度をさらに高めよう!
これら提言の内容は、すべて当社が15年前から実施している富士登山の内容に一致し、「山頂ご来光をあきらめましょう」という登山スタイルが、15年目にして富士登山の研究者を始め、多くの関係者に認められたと思っています。
続きを読む
2021年01月05日
★2021年 富士登山予約受付開始!!
2020年05月24日
◆富士山斜面に性別不詳遺体
2020年03月28日
◆富士山昔ばなし/富士山の背比べ
昔、富士山と八ヶ岳で丈比べの争いをした。富士山は「何といっても、俺が三国一だ」と威張った。八ヶ岳は八ヶ岳で「近くの山なんか、仲間にもならん。富士山だって俺の肩くらいだ」と言い争った。そこで神様に頼んで、どちらが高いか、決めてもらう事になった。神様は、富士山の頂上から、八ヶ岳の頂上まで、一枚の板を平に削って渡し、真ん中に水を流してみた。そうすると、水は富士山の方へ流れて来た。富士山は「何の、いまいましい。こんなわけはない。何か、八ヶ岳が、ごまかしをしているに違いない」といって、急いで八ヶ岳へ行ってみると、頂上へ馬のくつを一つのせて、その上に板を渡していた。富士山は大変怒って、馬のくつを蹴とばした。その時、はずみをくって八ヶ岳の頂上は八つに割れてしまった。それで八ヶ岳の頂上は、八つの峰に分かれている。(中込松彌「古関伝承集」元文のまま)
この話をガイドの際には、アレンジして、板の上の水が富士山の方向に流れてくるまでは同じ話で、自分の方に流れてくる水を見て、富士山が思わず「やっぱり、奴が高い!!(やつがたけえ!!)」(笑)
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